オフショア開発とは
オフショア開発とは、日本国外で行うシステム開発です。オフショア開発を行うことにより、よりコストパフォーマンスの高いシステム開発が期待できます。
システム開発時には、多くのプログラマー、SEを必要とすることになります。しかし、現在、日本国内のSI業界は慢性的な人材不足で、即戦力の技術者を大量に確保することは極めて困難です。プロジェクトに参加するSEやプログラマーのリソースを十分に確保できない場合、納期に間に合わなかったり、あるいは、そのプロジェクトに参加している一人一人の技術者の負荷が高くなり、品質が悪化するなど多くの弊害が出ることになります。
オフショア開発はこのようなシステム開発の課題を解決します。
ベトナムでのオフショア開発
オフショア市場として魅力的な国
ベトナムは、中国・インドの代替国から、新興アウトソーシング先として発展してきました。ここ数年、ベトナムは経済的資源を活用し、またインドのケースと同様に、IT＆ソフトウェアアウトソーシングを国家の重要産業と位置付け大幅な投資をしています。現在ベトナムは、世界の様々なテクノロジー大手企業に選択されるソフトウェアパワーハウスとなっています。
アナリストのメッセージ
ベトナムは、「世界のアウトソーシング対象国（オフショア市場）の魅力度ランキング」で5位にランクインしています。
（KEARNEY ,2019）
ベトナムは「デジタルの国トップ50」のうち、7位。ホーチミン市は「スーパーシティトップ100」のうち28位、ハノイは32位。
(Tholons, Tholons Services Globalization Index, 2018年）
ハノイは「世界のダイナミックな都市トップ20」の3位、ホーチミン市は8位。
(WORLD ECONOMIC FORUM, JLL’s City Momentum Index, 2019)
APACにおける「ティア1新興オフショアアウトソーシング対象国」として選出される。
(Gartner, 2016年）
オフショア開発先としてのベトナム
高いスキルとモチベーションの高い豊富なIT人材プール
- 労働人口の黄金期：人口9,600万人。人口の65%が35歳未満。識字率は98.5%
- ICT教育：約300の大学と専門学校でICTトレーニングを提供。ICT履修生徒数は約55,000人/年
（Vietnam ICT White Book, 2017年）
強いITサポートを有し安定した政治と高い経済成長率を保つ
- インダストリー4.0向けのデジタル人材を国家戦略として積極的に育成
- 世界でも急速に経済成長を遂げている国の1つ。GDPは2016年：6.21%、2017年：6.81%、2018年：7.08%と、6％を超える水準で継続成長
- 世界の経済大国トップ50
- 柔軟で慎重な金融政策により、消費者物価指数は年率4%未満で安定
アジアで“トップ３”の急成長を遂げる通信市場
- インターネットユーザー：人口の60%
- スマートフォンユーザー：人口の55%
- ベトナムの99%の省で、4Gサービスを提供。2018年では、人口の3分の2が、4G/3Gサービスに加入し、モバイルサービス加入契約数は100人あたり140契約
- ベトナムの3社が、世界トップ100のモバイルサービスプロバイダーとしてランクイン
平和で成長著しい国
- 「2018年世界平和度指数」で中国（112位）、フィリピン（137位）、インド（136位）と比べるとベトナムは”60位”（経済平和研究所、オーストラリア）
FPTでのオフショア開発
「FPTでのオフショア」を活用することにより、コスト高騰という問題に対して「競争力のある価格」を、リソース不足の問題には「スケーラブルなリソース」を、品質担保については、「世界標準プロセス」でのデリバリーが可能となり、皆様に大きなメリットをご提供できると信じております。
ＦＰＴソフトウェアが提供できること
開発コスト
オフショアだから可能な、競争力のある価格の提供
開発リソース
ＦＰＴのオフショアだから確保できる、スケーラブルなリソースの確保
品質担保
グローバル企業だから可能な世界標準プロセスでの開発
ベトナムのコストメリット
ガートナーは、ベトナムの人件費やその他各種経費はとても魅力的であると評価しています。
また、マッキンゼーは、2012年のレポートで、ベトナムの人件費は中国の約6割だと発表しました。
ベトナムは、この数十年の安定的なマクロ経済の拡大とインフラの急成長を背景にして、ＦＰＴソフトウェアを含むオフショアサ－ビス提供企業の経営コストが継続的に削減され、全体のコスト削減につながっています。
続きを読む： ベトナムー新たなソフトウェアアウトソーシング先
高い生産性
ＦＰＴソフトウェアは、効率的なデリバリー方法、最高水準のツール群、仕事に対する高いモチベーションを持つ社員により、高いレベルの生産性を保証します。
弊社はグローバルレベルのデリバリー方法論により、多国籍企業のお客様のニーズに見合うよう、複数の言語やタイムゾーンにまたがった一貫性のある高品質のサービスを提供しています。
また、品質管理ツールの使用することで、地理的要因によって引き起こされるコミュニケーションギャップの解消を図ります。ＦＰＴソフトウェアは、社員一人一人を大切にし、そのスキルに投資、仕事の成果に見合う報酬を提示することで、社員の仕事に対する積極的姿勢を奨励します。
柔軟性の高い契約モデル
ＦＰＴソフトウェアは、競争力のある価格とともに、お客様のご都合やビジネス状況に合わせて、柔軟性の高い支払方法と契約モデルを提供しております。弊社の柔軟性の高い契約フレームワークでは、お客様は別の契約モデルに途中で変更することも可能ですし、お客様のご要求により、変更に合わせてプロセスおよびガイドラインも作成することができます。お客様のプロジェクト予算とスコープに合わせ、最適なモデルを選択していただくことが可能です。
ベトナム初の企業大学：ＦＰＴ大学による戦略的な人材提供
ＦＰＴソフトウェアは、国内外の多くの有名大学と密接に協力し、ＦＰＴ大学も最大限に活用しながらIT業界の優秀なエンジニアを発掘・育成しています。弊社のグループである2006年に設立されたＦＰＴ大学は、ベトナム初の企業大学であり、世界で通用する IT エンジニアを多数養成するために設立された大学です。現在15,000人を超える学生が勉学に励んでいます。学生の3分の2は、ソフトウェアエンジニアリング専攻の学生です。ＦＰＴ大学では、学生は2年次や3年次に、FPTが提供するインターンシップに参加することができます。
続きを読む: ＦＰＴ大学
低い離職率
アジア全域のIT業界の平均離職率が20％である中、ＦＰＴソフトウェアの離職率は10％以下です。チームワークを大切にし、長所を伸ばすことに重きを置く弊社の職場において、才能が発揮でき、パフォーマンスが認められ、リーダーが育っていきます。これがＦＰＴコーポレーション全体、特にＦＰＴソフトウェアのユニークな企業文化です。これにより、ＦＰＴソフトウェアの離職率は低く、また、楽しく将来性の高いキャリアを求めるベトナム全土の有能な人々が、魅力的な会社であると認識しています。
続きを読む: 社内文化
ベトナムの最大の人材リソース
ＦＰＴソフトウェアは、現在4,100人を超える大きなソフトウェアエンジニアの人材リソースを擁しており、この人材リソースは年間40％の割合で拡大しています。これにより弊社は小規模から、中規模、大規模まで、あらゆるプロジェクトに対応することが可能です。平均年齢27歳の若いエンジニアたちは英語、日本語やフランス語でのコミュニケーションが可能で、向上心が強く、お客様のプロセスに素早く適応します。
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世界標準ソフトウェアプロセス
ＦＰＴソフトウェアは、世界中で長年に渡る経験から得た専門知識を元に、弊社のビジネスにとって最優先事項である品質管理を正確に行い、しっかりとしたシステムと作業プロセスを構築してきました。弊社は東南アジアでCMMIレベル5（ソフトウェア開発の最高レベル）を取得した最初のソフトウェア企業です。その他ISO 9001、ISO 27001、ISO/IEC 20000- 1:2011, ISO/TS 16949等といった国際的な標準・モデルも取得しています。
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成熟したオフショア開発プロセス
ＦＰＴソフトウェアは、最初のオフショア開発センター(ODC)が成功した2000年の時点から現在に至るまで50件を越すODCを日本、欧米、東南アジアのお客様のために立ち上げ、運営しています。ＦＰＴソフトウェアでは、初期チームの立ち上げ、インフラ整備、そして知識の移転の3つのフェーズを通してODCを構築します。さらに、ODCオペレーションに利用するアジャイルソフトウェア開発手法により、素早い変更や納品に対応することができます。弊社では、ODCの運営に関わるセキュリティ、コミュニケーション、トレーニング、ロジスティックと会計管理という5つの要素に焦点を当て、プロジェクトの限られた予算、スコープや時間内で最高レベルの品質を保証します。
続きを読む： ODCモデル
情報セキュリティプロセス
弊社では社員にプロ意識を植え付け、お客様のデータの安全を確保するために、トップマネージャーを含むすべての社員にISO27001規格をすべてのレベルで展開しています。お客様のデータはＦＰＴソフトウェアの標準セキュリティポリシーに基づいて保護されています。ＦＰＴソフトウェアのスタッフやサービスプロバイダーは、次に説明する11の標準ドメインを遵守する必要があります。
続きを読む： 情報セキュリティおよびIP保護
最先端のツール群の活用
ＦＰＴソフトウェアのプロジェクト管理は、個人のパフォーマンスと生産プロセスの両方のモニタリングとコントロールが可能な強力なツール群によって支えられています。プロジェクト管理のために、社内で開発したWebベースソフトウェアパッケージとプラットフォームであるマネージメントツールの利用しやすさと透明性は、お客様から高い評価を得ています。このマネージメントツールを通して、お客様、プロジェクトマネージャーや会社のトップマネージメントもインターネット経由でシステムにアクセスし、リアルタイムで各プロジェクトの状況と作業完了に必要な工数をチェックすることができます。
続きを読む： 品質管理ツール
クラウドコンピューティング
クラウド移行サービスとして、2009年から、弊社は最先端ツールスイートを利用しお客様のアプリケーションをクラウドに移行、SaaS化するサービスの提供を開始しました。お客様の適切なクラウド適用戦略を追求し、ＦＰＴソフトウェアは、プロフェッショナルコンサルティングサービスを提供し、お客様のサービス内容合意書（SLA）、パフォーマンス、セキュリティ要求への懸念を払拭した、素早く、ローコストのエンタープライズレガシーアプリケーションのクラウド移行サービスを提供しています。
続きを読む: クラウドサービス
モビリティ
プライベートアプリストアを運用し、iPhone、iPad、Android とWindowsモバイルなど、スマートデバイス上でお客様の既存のウェブアプリケーションのモバイルフロントエンドを追加するサービスのために専任チームを用意しています。弊社のモビリティソリューションは、企業が即時にモバイルデバイスやアプリケーションの管理が行なえるSoftware-as-a-Service（SaaS）を提供します。
続きを読む: モビリティサービス
株式会社東芝インダストリアルICTソリューション社
『私どもは2012年から大規模のクラウドサービスの開発をＦＰＴソフトウェアと共同で実施しております。ＦＰＴソフトウェアのサービスを利用している理由は2つあります。一つは高いコスト競争力、もう一つはクラウドに関する高い知識です。ＦＰＴソフトウェアについて3つの言葉で表現すると、一つ目は「若さ」、二つ目は「熱心さ」、三つ目は「親しみやすさ」です。』
株式会社東芝インダストリアルICTソリューション社
ソフトウェア技師長 天野 隆 氏
株式会社ニッセン
『ＦＰＴソフトウェアには、2004年から当社のインターネットECサイトの開発、通販の関係システムの開発に協力をしていただいております。現在、ODC 50名の優秀な技術者確保とコストの低減が図られていると思います。』
株式会社ニッセン
ニッセンODCマナージャ射鹿 良次 氏
日立ソリューションズ社
世界のトップ企業と協業している実績は、ＦＰＴソフトウェアがベトナムIT産業でトップの位置にあることを示していると思います。日立ソリューションズは、2003年からＦＰＴソフトウェアと取引をしており、優秀なメンバーを信頼し現在まで協業を継続しています。また、最近では協業を拡大し、製造分野でもトライアルをスタートしています。日立ソリューションズとＦＰＴソフトウェアとの関係を、ソフトウェアアウトソーシングだけでなく他の様々なビジネスにおいても拡大し、さらに有益なものにしていきたいと考えています。
元取締役社長
林雅博 氏
Sony Electronics, Inc.
我々は、信頼できるパートナーとしてＦＰＴソフトウェアを選んだ理由は、第一に専門知識とリソース、第二に幾つかのプロジェクトに対しての協力的な姿勢と施設面です。さらに私はベトナムの文化について、多くのことを知っています。ＦＰＴのエンジニア、マネージャー、全役員は、非常に友好的かつ協力的であり、我々のクライアントのサポートをしていただいております。
ＦＰＴは、我々ソニーの潜在的なパートナーとして満足しております。
Senior Engineering Manager
Tam Dao氏
NTTテクノクロス（旧NTTアイティ）社
変化する要件のプロジェクトに対して、高品質で素早く対応してくださり、スケジュールも厳守して、最高なチームを提供していただきました。ＦＰＴソフトウェアのプロジェクトチームに感謝します。
Interactive Solution Group, Manager
茂木 学氏
株式会社ディー・エヌ・エー【DeNA】
私は、2008年5月に初めてベトナムを訪問をし、ベトナムの素晴しい人々と料理で魅了されました。ベトナムの高度な技術力、競争力のあるコスト水準は、世界での競争力を証明するために企業が必要としています。
ＦＰＴソフトウェアは、この目標に最も近い位置にあると考えております。是非、共に実現していきましょう。
DeNA Asia Pacific Holdings代表
森徹也氏