2020年6月、FPTは、人工知能（AI）の専門知識と能力の強化を目的とし、カナダ・ケベック州に拠点を置く研究センター「Mila」と戦略的パートナーシップ契約を締結しました。 FPTは東南アジアから初めて、Google、マイクロソフト、Facebookなどの業界大手企業が加盟するMilaのパートナーネットワークに参画しました。 調印された3年間のパートナーシップ契約により、両者はFPTのAIに関する専門知識と能力の強化、FPTがベトナム中部にAIセンターを開発する際の戦略的コンサルティング、AI人材の研修と交流など、多数の分野で協業します。 Milaとの提携は、FPTの自然言語処理（NLP）、スマートファクトリー、ヘルスケア、農業などのさまざまな分野における実用的なAIアプリケーションの提供実現に向けて、大きく期待されています。 また、ワールドクラスのAIセンターを設立し、AIの能力や人材を強化する機会を開拓していくというFPTの目標の実現にも貢献します。

1906年に設立されたベトナム国家大学ハノイ校（VNU）は、アジアの大学トップ200、世界の大学トップ1,000に選出されています。 教育活動とは別に、大学はマルチセクターの研究開発（R&D）とナレッジ移行のハブとしての機能もあります。 2017年以来、FPTとVNUは、オーストラリアのシドニー工科大学（UTS）と連携することにより、学生交換と博士号プログラムに焦点を当てたAIとIoTの両分野における、高いクオリティを持つ技術労働力のトレーニングと開発を進めています。

ハノイ工科大学（HUST）は、ベトナムで最も権威のある教育機関であり、年間7,000人近くの学生を受け入れています。近年では、次世代テクノロジーに力を入れており、その中でも特に人工知能（AI）に重点を置いており、 HUSTを卒業した数千人もの学生がFPTの社員となり、さらにその一部のメンバーは要職に就いています。FPTはまた、インフラストラクチャ、テクノロジー、実地研修などの支援を提供することにより、大学の教育活動に大きく貢献しています。FPTとHUST両者は、最新のテクノロジーを活用することにより、学生の研修のみならず、研究開発についても、長期的な協力関係を維持し拡大することに期待しています。