FPTジャパンホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ド・ヴァン・カック)は、株式会社 肥後銀行(本店:熊本市中央区、代表取締役頭取:笠原 慶久、以下「肥後銀行」)のCO₂排出量算定システム「Zero-Carbon-System(通称:炭削くん)」を開発し、すべてのお客様に対し、サービスの提供を開始いたしますのでお知らせします。

本取り組みを通じて、肥後銀行が参画する九州フィナンシャルグループの環境方針に基づいた、脱炭素社会の実現と、持続可能な地域社会の実現に貢献することを目指します。

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CO₂排出量算定システム
「Zero-Carbon-System(通称:炭削くん)」開発の経緯

肥後銀行は、2021年3月に開示した中期経営計画*の中で、地域金融機関から『地域価値共創グループ』へ進化し、社会の持続的発展(SDGs)に積極的に貢献することを明確化しています。
その上で、具体的な施策、「SDGs・ESGの先駆的な取り組みの実践」、「デジタル社会に向けた新たな体験・サービスの提供」を検討する中、当社よりお客様のビジネスの構想策定・コンサルティングフェーズから具体的なサービス開発・運用フェーズに至るまで一貫したエンド・ツー・エンドサービスのケイパビリティの共有を重ねてきました。その結果、双方が協力してアジャイル開発を行い、新たなビジネス価値の創出に向けて取り組むことで合意し、本システムの開発に至りました。

※参考リンク:肥後銀行 中期経営計画
https://www.higobank.co.jp/aboutus/pdf/plan.pdf

 

関係者のコメント

サービス提供開始にあたり、肥後銀行 上席執行役員 経営企画部長 前出洋氏は「当行は、地域における脱炭素経営の推進を、優先課題の一つとして位置づけており、その課題解決に向けCO₂排出量算定システム「炭削くん」を開発しました。このシステムはCO₂排出量を容易に算定し、可視化することで、削減に向けた取組みの加速を通じ、取引先企業の持続可能な経営をサポートするものです。本日より、このシステムを全ての取引先へご案内できるようになったことで、今後より多くの企業の環境負荷の低減に貢献できるものと確信しています。また、今後も引続きFPTソフトウェア社様の最先端のデジタル技術を活用し、「炭削くん」をさらにバージョンアップさせ、お客様のカーボンニュートラル実現に一緒に貢献していきたいです。」と述べています。

また、FPTコンサルティングジャパン株式会社 BXチーム マネージングディレクター 川上 剛寛は、「地方活性化実現には中小企業におけるDX推進が必要不可欠な要素です。合わせてESGに関連した情報整備も大企業から求められる大事な要件となってきます。今回肥後銀行様との協業により、リーズナブルかつ高品質なCO2管理の仕組みをDXソリューションにより提供できることはFPTとしても社会アジェンダへの対応として貴重な機会を頂いたと考えています。引き続き、肥後銀行様のDXビジネスに様々な局面で貢献させていただく所存です。」と述べています。

 

CO₂排出量算定システム
「Zero-Carbon-System(通称:炭削くん)」の機能概要

  • 電気、エネルギー等の各種使用量(請求書等)データのシステム入力
  • 企業活動全体のCO₂排出量算定(Scope1,2,3)および可視化
  • 排出量削減目標の設定及び進捗管理
  • 算定結果のレポート出力
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炭削くん システムフロー

※サービスの詳細と利用申込みに関しては、肥後銀行ホームページよりご確認ください。
https://www.higobank.co.jp/

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株式会社 肥後銀行について

会社名:株式会社肥後銀行
代表者:代表取締役頭取 笠原 慶久
創立:1925年7月25日
本店所在地:熊本市中央区練兵町1番地
資本金:181億円
事業内容:銀行業
従業員数:2,170名
拠点数:124(本支店118、出張所5、海外駐在員事務所1)