9月12日、ハノイのJW Marriotホテルで開催された「FPT Tech day 2018」には、世界中の300名以上のテクノロジースペシャリストと15名の講演者が集結しました。FPTの創立30周年記念となる「FPT Tech day 2018」は、参加登録者数は4,000名を超え、テクノロジースペシャリストによる講演、テクノロジー4.0の体験により、参加者に深い印象をもたらしました。

 

FPT 創立30周年記念式典の様子

カンファレンスで講演したFPTの最高技術責任者(CTO)レー・ホン・ヴィエトは、以下のように強調しました。「FPTコーポレーションは現在、社会や各企業の事業に用いるビッグデータ、人工知能、ブロックチェーンなど先端技術の開発に注力しています。企業の70%が営業プロセスの改善を、65%がカスタマーサービス品質の向上を、そして、50%がユーザー体験の改善を望んでいる実状を鑑みると、このことは世界の動向に見合った方針です。」
さらに、ヴィエトは、第4次産業革命における企業向けの3つの技術ソリューションである、総括的なAIプラットフォーム「FPT.AI」、音声制御デバイス「Voice Remote」、プロセス・事業を自動化するシステム「akaRPA」を紹介しました。

 

カンファレンスで講演する、FPTの最高技術責任者(CTO)レー・ホン・ヴィエト

FPTテクノロジー展示会においてFPTは、教育テクノロジー、スマート病院 e-Hospital、さらにスマート交通に至るまで、多岐にわたるブースを出展しました。多くの方に来場いただき、ブースの外まで行列のできるところもたくさんありました。展示会の参加者は、「あなたの視界に広がるAIシティ」をテーマとした、将来の都市ビジョンを示すFPTの複合現実(MR)を体験しました。そこでは、参加者がベトナム初のスマートシティの最初の市民の一人になり、先端技術を用いた仮想空間に立って、バーチャルアシスタントが人間の代わりに運営する将来の世界を想像することができます。

 

 

ベトナム最大のIT企業としてFPTソフトウェアは、akachain、akaRPA、マーケティング/教育向けのAR・VR・MRを出展しました。

akachainとは、ブロックチェーンとスマートコントラクト技術により開発された常連客のネットワークマネジメントソリューションであり、お客様の累積ポイントを簡単にギフトに交換できるようサポートします。Akachain Tokenプラットフォームは、ブロックチェーンプラットフォームをベースに開発され、多くの組織やメンバーを繋げるものです。このソリューションにより、ユーザーは異なる会社のポイントを1つの電子財布アプリに容易にためたり、ボーナスポイントを獲得することができます。

akaRPAとは、FPT自社開発の企業向け最新プロセス自動化ソリューションであり、データの処理・保管、定期的な報告、大量のメール作成、非構造化データの処理など繰り返し行うシステム的な作業を自動化します。このソリューションは、学習しやすく使いやすいオープンプラットフォームを作り出し、自動的に設計を可視化することにより結果を即座に表示し、展開してWeb・Winアプリ、Citrix、DB、ファイル、音声、画像とやり取りします。このソリューションにより、人件費や運営費が削減され、生産性が向上すると期待されています。

マーケティング/教育向けのAR・VR・MRとは、2人又は多くの人を異なる場所から繋げ、共に同じ体験をさせるアプリです。これは共同作業として最新の方法であり、会議をよりインタラクティブにするソリューションだと考えられています。

さらに、「FPT Tech day 2018」のステージで、FPTソフトウェアは旬のソリューションの一つである自動運転車を紹介しました。出展された自動運転車は、コンピュータビジョン、パターン認識、深層学習などの技術を活用し、レーン調整、標識認識、障害物回避などが可能です。現在、このソリューションは実車で試験中であり、更なる歩みを進めています。

 

 

FPT Tech dayは2013年よりFPTコーポレーションが毎年主催しているイベントであり、仮想現実、人工知能、ビッグデータなど先端技術を紹介するもので、テクノロジーファン、技術系大学の学生、テクノロジースペシャリスト、テクノロジー業界の社長や技術責任者らが一堂に会し、アイデアについてディスカッションしたり、交流したりする場です。「FPT Tech day 2018」は、FPTコーポレーションの開発した先進的な技術が集結し、FPT創立30周年記念活動の一環として開かれた特別なイベントです。