国際翻訳デー2018を記念し、FPTソフトウェアは、人工知能プラットフォームをベースとした、FPTソフトウェア自社開発のソフトウェアや技術関連資料の日越翻訳ツールであるAkaTrans(Akaminds Machine Translation、以下、AMT)をベトナムソフトウェア・IT協会(以下、VINASA)に贈りました。

 

 

AMTは2017年よりFPTソフトウェアが開発し導入しているもので、専門用語が正確に翻訳された資料をユーザーに提供します。日本のお客様との多くのプロジェクトに使われ、翻訳者(Comtor)の資料翻訳負荷を軽減し、エンジニアが主体的にプロジェクトの資料を読めるように支援しています。
イベントで、FPTソフトウェアの取締役副社長兼最高オペレーション責任者(COO) チャン・ダン・ホアは以下のように述べました。「FPTソフトウェアは大手IT企業であると同時に、300名以上の翻訳者・通訳者を擁する大手翻訳会社だともいえます。FPTソフトウェア自社開発の日越翻訳ツール「AkaTrans」は、日本市場との20年にわたる取引経験を結集した製品であり、これをベトナムITコミュニティーと共有したいと考えています。」

 

 

VINASAの代表者であるレー・クアン・ルオン氏は、「FPTソフトウェアがAkaTrans翻訳ツールを贈呈したことは非常に意味深いことである。」と述べました。また、「このツールは、特にプロジェクトの入札準備でスピーディな資料読み込みが求められる時、役に立つと信じています。」と強調し、「日本のお客様と取引のあるベトナムのソフトウェア企業各社がこのツールを使用すれば、蓄積データは日増しに大きくなり、また、正確になるはずだ。そうなれば、ベトナムITコミュニティーは、生産性や品質向上のために、日本市場向けの専門の翻訳ツールを有していることを日本のお客様に対し、誇らしげに語ることができるでしょう。」と述べました。

 

 

9月29日、FPTソフトウェアがExpertrans Global社と共にハノイで主催した国際翻訳デー2018(Translator Day 2018)は、「第4次産業革命における翻訳」をテーマにし、国内外の翻訳スペシャリストを含む200名以上が参加しました。FPTソフトウェアの翻訳・通訳の責任者であるグローバルコミュニケーション事業本部長ダン・カイ・ホアンは、「FPTソフトウェアはこのイベントを通して、第4次産業革命における翻訳の問題に対する解決策を探求し、IT業界の翻訳経験や翻訳を支援する技術を共有したい」と述べました。
セミナーでは、翻訳におけるAIテクノロジー、第4次産業革命における翻訳、ベトナム翻訳業界の現在と将来などさまざまな課題について議論がなされました。「機械翻訳」のテクノロジーの波が押し寄せる中、タイとベトナムの言語スペシャリストは、翻訳者・通訳者に新たな視点、新たなアプローチをもたらしました。

ベトナム翻訳デーは、2013年にハノイで初めて開催されました。イベントは、年を追うごとにその重要性は高まっており、今ではアジア太平洋翻訳協会(AATI)、ベトナム翻訳者協会、各専門翻訳会社、翻訳センター、全国の企業・多国籍企業が参加しています。