2018年10月、FPTコーポレーションは、大手企業においてグローバルに活躍するCIO(Chief Information Officer)とITリーダーを招いて、アメリカ ダラスとドイツ フランクフルトでエグゼクティブCIOトークを開催しました。イベントでは、デジタルトランスフォーメーションの問題やベンチマークパスへの取り組み、インダストリー4.0を背景としたデジタルトランスフォーメーションの有望な将来について議論が行われました。

2か国で開催されたこの招待者向けセッションには、両国とも各20人のCIOとITリーダーが参加し、IT業界の基盤やコラボレーションについての意見交換が行われました。
アメリカ、ドイツ両イベント共に、現在FPTコーポレーションのデジタルトランスフォーメーション担当チーフアドバイザー(元デュポン社CIO)であるフォン・チャムが、データドリブンビジネスの成功事例とともに、導入の視点、デジタルトランスフォーメーション戦略に関するベストプラクティス、ビジネスで成功を収めるための現在の情報インフラストラクチャの分析について、講演しました。

フォンは現在、様々なプロジェクトや分野で、デジタルトランスフォーメーションの知識と専門知識を活用しています。以前は、デュポン社のCIOとして、ビジネスユニット、機能ユニット、地域業務の直接的なITサポートに重点を置き、同社の世界的なITおよびプロセス部門を統括しました。そしてデュポン社を、世界で初めてMicrosoft Office365を採用する企業に導きました。また7年前には、数十億のITコストを削減し、3年間で6,000のレガシーシステムを1,100件にまで削減しました。SAP社とは、4つのグローバルSAPインスタンスを統合し、デュポン社を、ハブでSAP Hana Dataを設計・提供する最初の企業にしました。AT&T社とは、Salesforce、SoftLayer、Microsoft Azureなど、すべての商業環境とオープンAPIを結びつけるNetbondを発明しました。マイクロソフト社との協力では、製品開発とスクリーニングのR&Dコンピュータシミュレーションのための、400以上のコアAzureを含む数千のサーバーで、最大のAzure環境を稼働させました。

 

 

またフォンは、参加者とデジタルトランスフォーメーションのイノベーションに関する議論をかわし、「これこそがレガシーを制限し、リソースを削減し、効率を向上させる唯一の方法だと確信している」と語りました。
アメリカの参加者の主な関心は、デジタルトランスフォーメーションに関するノウハウやコスト戦略でしたが、ドイツの参加者においては、デジタルトランスフォーメーションの実装と一般的なプロセスに関連するものでした。フォンは、デジタルトランスフォーメーションの実装に関して、その技術の可能性と能力を示すことによって、人々のマインドセット(固定化された先入観)を変えることの重要性を強調しました。

ドイツは世界的な輸出国であり、グローバルなサプライチェーンと地方自治体の規制について優れた理解を持っているため、ドイツにおけるデジタルトランスフォーメーションのグローバルな機会について議論されました。
また参加したCIOらは、FPTコーポレーションとのデジタルトランスフォーメーション分野でのコラボレーションの機会を模索していました。

 

 

「デジタルトランスフォーメーションは、ビジネスプロセスを変える場合も変えない場合もありますが、コアビジネスを変えません。 しかし、リアルタイムに近いデータが得られ、リーダーは、ビジネスプロセスをより効率的かつ効果的にするための決定を、より迅速に行うことができます」と質疑応答でフォンは語りました。
「これは私が今までに参加した中で最高のイベントです」とセブンイレブンの代表者が述べたように、アメリカ、ドイツの両会場ともに、参加者はイベントを通じて、デジタルトランスフォーメーションのベストプラクティスに関する知識を共有できたことに、満足していました。