地域のリーディング技術サービスプロバイダとして、FPTジャパンは情報サービス産業協会(JISA)、日越IT協力クラブ(VJC)、ベトナム・ソフトウェアITサービス協会(VINASA) と共同で、2018年2月26日〜3月2日まで横浜・東京・大阪・福岡において『Vietnam IT Day 2018』を開催しました。

『Vietnam IT Day 2018』の初日は東京で開催され、政府関係者、技術・通信業界の有力企業の代表者、日本情報産業協会(JISA)、日本貿易振興機構(JETRO)などの大規模な団体の代表者を含む200人以上の参加者が集まりました。グエン・コック・クォン(Nguyen Quoc Cuong)駐日ベトナム大使及び21社のベトナムIT企業も参加しました。

今回の基調講演でFPTソフトウエア会長ホアン・ナム・ティエン(Hoang Nam Tien)氏は、若い労働力、てごろな労働コスト、安定した政治環境、強力な経済成長、特に文化における共通点を持つベトナムが日本企業にとって理想的なアウトソーシング先であることを紹介しました。また、FPTソフトウェアのビッグデータ、IoT、人工知能(AI)、ロボット、スマートファクトリーなど最先端技術は、デジタルトランスフォーメーション時代に日本企業を確実に支援できることを確認しました。

FPTジャパンクラウド推進部部長チャン・ドク・チー・クアン(Tran Duc Tri Quang)はスマートメジャー分野での多くの事例やFPT自社開発AIプラットフォーム「akaminds」など、FPTソフトウェアのデジタルトランスフォーメーション能力を紹介しました。

そして、FPTジャパン代表取締役社長チャン・ダン・ホア(Tran Dang Hoa)も、「第4次産業革命の中のベトナム・日本間の IT協力における将来について」をテーマとしたパネルディスカッションのモデレーターを務めました。本パネルディスカッションでは、日本大手企業からのゲストスピーカーも参加しました。ゲストスピーカーは、AI、IoT、ビッグデータなどの最新技術分野における協力の将来について話し合いました。第4次産業革命におけるIT人材開発の問題も議論されました。日本のゲストスピーカーからの意見は、ベトナムへの関心とさらなる協力の意欲を示しました。

『Vietnam IT Day 2018』は両国の企業間で多くの協力の機会を開き、ベトナム進出を目指す日本企業に有益な情報をもたらしました。また、日本企業からの客観的な意見により、ベトナムのIT企業は、第4次産業革命において一般的な市場や日本市場に、より高い価値をもたらすための適切な事業方針や戦略を検討することもできました。

ベトナムと日本が正式な外交関係を樹立してから、45年が経過しました。その中で、IT分野は両国の企業間で協力を進めるための主要分野の1つとなっており、毎年、数多くのベトナム・日本企業の経済協力の発展を推進するプログラムが実施されています。

「VIETNAM IT DAY 2018」も、そのプログラムの1つとして開催されました。