2019年11月13日、ベトナムのITリーディングカンパニーであるFPTソフトウェアは、設立20周年を祝うとともに、ベトナムにある6つのキャンパスのうち最大となる F-Town 3の開設を発表しました。

ベトナムホーチミン市南部郊外の6万9千平方メートルの面積を擁するこのF-Town 3は、運用開始段階では7,500人の従業員を収容することを見込んでおり、2020年までに3万人の従業員を収容することを目指しています。

 

働く環境をインスパイアする

新しいキャンパスには、研究開発センターと、中央に緑豊かなガーデンブリッジを見下ろす7つのオフィスフロアがあり、省エネと生産性の向上のための豊富な自然光を提供しています。

会議室は、メコン、ナイル、アマゾン、ミシシッピなどの世界の主要な河川にちなんで名付けられ、グローバル化へのFPTソフトウェアの願望を表現しています。従業員のために、F-town 3 にはレクリエーション施設、託児施設、診療所、オープンカフェテリアなどが設けられています。

FPTソフトウェア会長 ホアン・ナム・ティエンは、「技術の進歩は、人々の発展と手をつないでいかなければならないと信じています。人こそがビジネスの中心にいるのです。私たちの目標は、FPTソフトウェアの従業員に、創造性と革新を奨励するだけでなく、それらを刺激する作業環境を提供することです。そうすることで、従業員が一緒に新しい課題に取り組み、グローバルなテクノロジーマップに即席を残すことができます。」とこの新しいキャンパスに関して述べています。

また、FPTコーポレーション会長であるチュオン・ザー・ビンは、「第4次産業革命において、世界は前例のないチャンスと課題に直面しています。この刺激的でモダンなキャンパスは、デジタルトランスフォーメーションのパイオニアとして私たちの旅に参加してくれる新世代の才能を引き付けることを願っています。」とコメントしています。

 

デジタル変革時代に向けて

1999年の設立以来、FPTソフトウェアは、アジア太平洋、米国、ヨーロッパに1万7千人の従業員を擁するグローバル企業に成長しました。2024年までに、スマートファクトリー、デジタルプラットフォーム、RPA、AI、IoT、モビリティ、クラウドなどの世界クラスのサービスを提供し、10億ドルのデジタル変革サービスプロバイダーになることを目標としています。

F-Town 3のオープニングセレモニーに続いて、技術セミナーを開催した本イベントでは、バイエル、マサングループ、デロイトコンサルティング、OutSystems、FPTの専門家がデジタル変革の機会と課題に関する見識の交換を行い、参加者は200人近くにのぼりました。

本セミナーにおいて、ビンは、「今年の市場を見ると、デジタル変革に1兆米ドル以上が費やされています。今後3年間で、市場規模は倍になるでしょう。またデジタル化の経済規模について話すなら、今後5年間で、世界のGDPの4分の1は、デジタル化から生じることになるでしょう。できるだけ早く変革を開始する必要があります。FPT従業員が、グローバルなデジタル変革ソリューションおよびサービス・プロバイダーになることを目指しています。これは私たちの夢です。」とデジタル変革に関する動向と今後の展望に関して語りました。