東南アジアのITリーディングカンパニーであるFPTは、Linux FoundationおよびAutomotive Grade Linux に参加し、オートモーティブテクノロジー開発における重要なステージに入りました。

 

 

Linux Foundationは、オープンソースソフトウェアを介して大規模なイノベーションをもたらす世界クラスの技術コンソーシアムであり、プロジェクトの1つとして、卓越したコネクテッドカープロジェクトであるAutomotive Grade Linux(AGL)を運営しています。FPTは、本メンバーとして、この包括的なオープンソースエコシステムにリソース、インフラ、知識を提供します。FPTはAGLプロジェクトにオートモーティブエンジニアリングサービスおよびソリューションだけではなく、独占的なホワイトペーパーや記事を提供することで、共有テクノロジーリソースの開発をサポートする計画をしています。また、様々な業界メンバーと協力を行い、人工知能、機械学習、自律走行、車載インフォテインメント、機能安全、仮想化などの分野でAGLのケイパビリティを強化します。

AGLはオープンソースプロジェクトであり、自動車メーカーのソフトウェア構築方法に変革を与えています。業界全般にわたるオープンソースプラットフォームを採用することで、自動車メーカーとサプライヤーが同じコードベースを共有して再利用できるため、開発コストの削減や新製品市場投入時間の短縮および業界全体の断片化が削減することが可能になります。

 

FPTソフトウェアのオートモーティブ事業本部長 グエン ・ドゥック ・キン(Nguyen Duc Kinh)は次のように述べています。

「FPTの使命は、インフォテイメント、テレマティックス、自律走行を含む包括的なオートモーティブサービスとソリューションを提供することです。 弊社はコネクテッドカーの次世代技術を共同で開発するために、世界最大のオープンコラボレーションコミュニティに連携して、貢献したいと強く望んでいます」

プロジェクトにメンバーと参加することで、FPTのオートモーティブ分野でのケイパビリティをさらに向上させるだけでなく、オープンイノベーションへの弊社の取り組みを強化します。これによりFPTは、オートモーティブ関連プロジェクト、特にコネクテッドカーに取り組む世界中のお客様により良いサービスを提供することができます。

 

また、Linux FoundationのAutomotive Grade Linux担当エグゼクティブディレクター ダン・カウシー(Dan Cauchy)氏は次のように述べています。

「Automotive Grade Linuxプラットフォームは成熟し続けています。これにはその背後にあるコミュニティのサポートと技術力のおかげです。東南アジアをリードするテクノロジー企業であるFPTがこのコミュニティに参加することを歓迎しています。FPTの貢献とオートモーティブエンジニアリングにおける専門知識の活用を楽しみにしています。」

FPTは、自動車業界で世界トップ自動車メーカー、OEMメーカー、ティア1サプライヤー、および半導体メーカーなどの約200社にソリューションとサービスを提供してきました。FPTは、最先端の革新的技術を活用し、スマートアプリケーション、HMI、ミドルウェア、ハードウェアなどをさまざまな業界固有のプロジェクトのお客様にエンジニアリングサービスを提供しています。豊富な経験と蓄積されたノウハウの活用と約3,000名のオートモーティブ分野のエキスパートやエンジニアを含む膨大なタレントを擁するFPTは、AUTOSAR、Automotive SPICE能力レベル3、MBD、その他の世界標準に従うプロセスと品質基準に従ってソリューションを実装します。

 

FPTについて

FPTコーポレーションは、ベトナムに本社を置く世界有数の技術およびITサービスグループで、売上は約20億米ドル、従業員数は33,000名です。FPTはベトナムでデジタル変革のパイオニアであり、スマートファクトリー、デジタルプラットフォーム、RPA、AI、IoT、エンタープライズモビリティ、クラウド、AR/VR、組込みシステム、マネージドサービス、テスト、プラットフォームモダニゼイション、ビジネスアプリケーション、アプリケーションサービス、BPOなど世界クラスのサービスを提供します。FPTは、これまで世界中で600社を超えるお客様を支援してきました。そのうちの100社は、航空宇宙および航空、自動車、銀行・金融、通信、メディアとサービス、物流と輸送、公共、消費者向け包装商品、医療、製造、公的機関、技術などの業界のFortune 500企業です。詳細はwww.FPT-software.comをご覧ください。

Linux Foundationについて

2000年に創設されたLinux Foundationは、1,000名を超えるメンバーを擁し、オープンソースソフトウェア、オープン規格、オープンデータ、オープンハードウェアに関する協力による世界リードのハブです。Linux、Kubernetes、Node.jsなどを含むLinux Foundationのプロジェクトは世界のインフラにとって極めて重要です。Linux Foundationの方法論は、貢献したベストプラクティスの活用およびユーザー、およびソリューションプロバイダーのニーズ対応に焦点を当て、オープンコラボレーションのための持続可能なモデルを構築します。詳細はhttps://www.linuxfoundation.jp/をご覧ください。

Automotive Grade Linux(AGL)について

Automotive Grade Linuxは、コネクテッドカーのためのオープンソフトウェアスタックの開発と採用を加速するために、自動車メーカーやサプライヤーおよび技術企業を結ぶ共同オープンソースプロジェクトです。AGLでは、新機能や新技術の迅速な開発を可能にする事実上の業界標準機能として、Linuxをコアとするオープンプラットフォームをゼロから開発しています。AGLは当初、車載インフォテインメント(IVI)に焦点を当てていましたが、今ではインストルメントクラスタ、ヘッドアップディスプレイ、テレマティックス、先進運転支援システム(ADAS)、自律走行などのすべての車載ソフトウェアに取り組む唯一の組織です。AGLプラットフォームはすべての人に利用可能であり、また誰でもその開発に参加できます。詳細はwww.automotivelinux.orgをご覧ください。