FPTスタッフィングはFPTが新規に立ち上げた総合人材サービス会社で、7月1日から正式に稼動しています。設立が検討されたのは、過去40年間において日本の「リソース不足」が最も悪化した2016年後半からです。

FPTスタッフィングの責任者、グエン・ホアン・リンは次のように述べています。「FPT スタッフィングは、包括的な変化をもたらす橋としての役割を果たします。特にベトナムの首相が常に強調しているベトナムのハイテク農業分野において、FPTはこれらの戦略を模索し実現します。」

具体的に日本では、企業は大学、職業訓練学校、日本語学校と連携し、それらに所属する日本のリソースに焦点を当て、学校にいる間に実際の仕事で必要とされる資格やスキルを習得します。卒業後は企業に入り、お客様とともに従事します。

経済産業省の統計によると、日本市場では2030年までに様々な職業で約1,000万人の労働者が不足し、その内IT部門はその8%に相当する80万人が不足すると言われています。それ以前の2020年に開催される東京オリンピックに向け、日本政府は国内の技術インフラに多額の投資を行っています。この動きは、ベトナムからの視点では、日本へ高品質のエンジニアを旅立たせる貴重な機会となります。

この機会を捉えるべく、FPT スタッフィングは、IT以外のビジネスをITとともに促進させ、質の高い人材を育成し日本に供給するために設立されました。また、同社ではビジネスマッチングサービスも提供し、ベトナムと日本の大学を卒業したエンジニアや学生を主な対象とし、ベトナムで数千人の雇用創出を目指し日越の貿易促進活動に参加します。

特にFPTが日本で実施している2つの重要なプログラムの1つである、「1万人ブリッジSE育成プログラム」がFPTスタッフィングの配下に入ります。したがって、同社は電子工学、機械工学、アグロフォレストリー、会計などIT以外の科目に向けても1万人の人員を拡大する予定です。

2017年、FPT スタッフィングは、ITエンジニア、CAD・CAEエンジニア、LSIエンジニアなどのFPTジャパンの従来の関連分野に重点をおいて事業を行います。その後、リソースの需要のある電子工学、機械工学、アグロフォレストリー、会計など「非IT」分野において新規のお客様を開拓します。