FPTと凸版印刷、ICT開発・運用力を強化

協業を拡大し、デジタル変革の推進に向け、IT関連の研究開発に関する覚書を締結

 

FPT Corporation(本社:ベトナム ハノイ、会長:チュオン・ザー・ビン、以下FPT)は、凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下凸版印刷)と海外BPO事業での協業に関して、2016年5月に覚書を締結。この協業をもとに両社はセンサーなど産業向けIoTを活用した「トッパン事務業務効率化シミュレーションサービス」を2018年4月に共同開発するなど、BPO事業の拡大に取り組んでいます。
そのような中、FPTと凸版印刷は協業を拡大し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向け、BPO分野でのICT関連の共同研究やそれを支える技術者の確保に関する覚書を2018年5月30日に締結しました。

 

■ 協業拡大の背景

AIやIoTなどの浸透により、あらゆるものがデジタルでつながり、解析された膨大なデータはそれ自体が新たな価値として創造されることにより、継続的な成長や持続可能な社会を実現するデジタルトランスフォーメーションに注目が集まっています。また人手不足・業務効率化の観点から、顧客からの業務や申込の受付、問い合わせなどをアウトソーシングするBPO事業のニーズが拡大しています

FPT Corporationは、社員数3万2千人を超え、2018年で創業30周年を迎えるベトナム最大手ICT企業です。CMMIレベル5やISO 27001認証を取得し、日本、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ベトナムおよびアジア太平洋諸国など世界21カ国におけるデリバリーセンターより、デジタルプラットフォーム、ロボットプロセスオートメーション(RPA)、AI、IoT、クラウド、組込みシステム、マネージドサービス、テスティング、アプリケーションサービス、BPOおよびその他サービスを全世界に提供しております。FPTは、サービスの更なる品質向上を目指してR&Dに注力し、全世界450社以上のお客様にサービスを提供してきました。
提供先の内75社以上は、フォーチュン500にランクインの製造、半導体、ヘルスケア、ユーティリティ、金融サービス、衛星テレビなど様々な分野の企業です。

凸版印刷は1900年に創業した総合印刷会社で、企業や自治体の事務業務や発送、コンタクトセンターなど、幅広い業務を代行するBPO事業を重点事業と位置付け取り組んできました。大量の情報を取り扱う大規模案件の実施ノウハウや個人情報の取り扱いをはじめセキュリティ面での高い安全性を強みとして、国内で多数の実績があります。2016年に設立した「BPOスクエア朝霞」を中心に全国11拠点を保有し、その事業範囲も多角化しています。
「健康・ライフサイエンス」、「教育・文化交流」、「都市空間・モビリティ」、「エネルギー・食料資源」の4つを今後の成長事業領域と定め、社会的課題の解決に向けた事業活動を推進しています。生活者や企業、社会におけるデジタル変革を実現するため、凸版印刷ではデータ収集・価値化し、それに基づく業務や事業の代行(BPO事業)までをトータルで提供する新たなデジタルサービス事業の確立を進めています。

 

FPTと凸版印刷は、進めてきた協業を拡大し、BPO事業の拡大を図るとともにデジタル変革の推進に向けた取り組みを強化します。

 

■ 覚書の骨子

  • デジタルトランスフォーメーションの推進に向けた共同研究の検討
  • ICT関連の研究開発および、それを支える技術者の確保
  • ベトナムまたはASEANにおけるBPO分野でのオフショア拠点設立の共同計画開始

■ 今後の展開

今回の協業拡大をもとに、両社はBPOおよびICT分野で技術者の育成を進め、2021年までに国内外で新たに約500名の開発体制を整備する計画です。さらに強化をした開発体制を活かし、複雑化・高品質化のニーズに対応したBPO分野でのさらなるIT活用を進めるとともに、デジタルトランスフォーメーション(DX)をはじめとした先端技術の研究開発を加速させます。

 

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【本件に関するお問合わせ先】

FPT ジャパン株式会社(FPTソフトウェア 日本法人)
マーケティング部
TEL: 03-6634-6868
E-mail: [email protected]

 

凸版印刷株式会社
広報部
TEL: 03-3835-5636
E-mail: [email protected]