FPTとドイツアジア太平洋ビジネス協会(OAV)が共催したウェビナーにおいてFPTコーポレーション会長チュオン・ザー・ビン(Truong Gia Binh)は、「ベトナムは、新型コロナウイルス(COVID-19)時代におけるITアウトソーシングの重要なポジションになる能力と利点があります。」と語りました。

新型コロナウイルス(COVID-19)が世界に広がり、社会と経済の両方に深刻な影響を与えています。このことに対し、ビンは次のように述べました。「国際通貨基金は、ヨーロッパのGDP成長率が-7.5%に低下し、ドイツのGDP成長率が-7%に低下すると警告しました。労働力のおよそ半分が失業の危険にさらされている可能性があります。2020年、新型コロナウイルス(COVID-19)は世界経済に1兆米ドルの影響を与える可能性があります。」この社会経済危機により世界中の企業は、事業の変革と、この状況を乗り越えて生き残るために適切なパートナーを探すことを余儀なくされています。

ビンによると、感染爆発が従来のITアウトソーシング先の弱さを露呈させたため、地理的多様化がニューノーマルにおいて画期的な役割を果たすこととなり、「アウトソーシング先と言えば、以前はインドと中国しかありませんでした。しかし今では、ベトナムが新しい対象として浮上しています。」と述べています。

新型コロナウイルス(COVID-19)対策において成功を収めたベトナムは現在、投資家がネットワークを拡大し、ITオフショアチームを設立するための安全で有望な場所です。

 

FPTコーポレーション会長チュオン・ザー・ビン アウトソーシング先としてのベトナムを語る

 

ビンは、ITアウトソーシングの拠点としてベトナムを提案し、90万人のITエンジニアからなるダイナミックなICT労働力や、有利なビジネス環境まで、ベトナムの利点を再確認しました。「ベトナム政府はIT分野で多くのインセンティブを提供しています。ベトナムでの外国人投資家は、最初の4年間が免税、その後の9年間が50%の減税です。」とビンは紹介し、「ベトナム政府はインダストリー4.0について明確な方針を示します。あと数日で、ベトナム首相はベトナムのためのデジタル変革プログラムに署名するでしょう。以前は、デジタル変革は十分な注目を集めていませんでした。しかし、これは現在、安全という意味での『必須』の戦略です。」

ビンは、FPTがこの不確実な時代のデジタル変革の潮流において、企業として信頼できるパートナーになることを約束しました。FPTは、新型コロナウイルス(COVID-19)対策に、当初から積極的に参加しており、ITインフラの強化や事務部門処理の自動化、リモートワークのサポートまで、企業がビジネス継続性を維持するのに役立ついくつかのデジタルソリューションを提供しています。