2018年1月16日から23日にかけてFPTコーポレーション会長チュオン・ザー・ビン氏はヴオン・ディン・フエベトナム副首相一行と共にスイスで開催された2018年世界経済フォーラム(WEF)に参加し、副首相とともに世界の大企業のリーダらと会談を行いました。

年次総会開催中に、FPT会長は技術、航空産業、エネルギー産業、保険、ITなどの世界的大企業20社の経営陣と1対1の会談を行い、スマートファクトリー、保険や医療分野でのデジタルアプリケーションなどでの協業について議論を行いました。

写真1クアルコム代表と第4次産業革命に向けた計画について会談するヴオン・ディン・フエベトナム副首相、FPTコーポレーション会長チュオン・ザー・ビン、ファム・ドック・ロンVNPT社長、グエン・マン・フンViettel社長

1月23日、チュオン・ザー・ビン氏は、HP、UPS、アリアンツ、SKホールディングスなど大手企業の代表と会談を行いました。

最も期待の大きな会談の1つは、2万5千人のSEを抱えるシリコンバレーで最も大きな力を持つ女性、HPサービスゼネラルマネージャAna Pinczuk氏とのクラウド分野での協業についてのものです。

写真2FPT会長チュオン・ザー・ビン氏とHPサービスゼネラルマネージャAna Pinczuk

続いて、2016年の売上規模610億ドルを誇る物流業界の世界的大手UPS社長ジム・バーバー氏と、デジタルトランスフォーメーションの分野で全面的に協業を拡大するための会談を行いました。2017年5月には、グエン・スアン・フックベトナム首相の米国訪問の際に、両社は国境を超えたEコマースを通じたデジタル経済における効率向上戦略の協業で覚書を交わしました。

FPTとSKホールディングスは、GE Predixプラットフォームをベースにしたスマートファクトリーの分野の協業について会談を行いました。GEは売上1200億ドル、フォーチュン・グローバル500の13位にランクインしており、FPTはGE Predixの各産業のIoT技術プラットフォームのGEのエリアパートナーです。

7年連続で世界経済フォーラムに参加するFPT会長チュオン・ザー・ビン氏によれば、「WEFは技術やビジネスをリードする企業が集まるところであり、それらの企業とともに参加することで、ベトナムも、そしてFPTも傑出した機会を得ることができ、世界的な技術や経済指標においてベトナムの新たな立ち位置を創りだします。ダボス会議2017年では、デジタルトランスフォーメーション、人工知能、IoTの分野での協業について技術、エネルギー、航空産業、ファイナンス・バンキングなどの大手企業約50社と会談を行い、その内20社がFPTのお客様、パートナーとなりました。」

ベトナムでは、FPTはデジタル革命の中で先駆的な企業の1社であり、海外市場からの利益がコーポレーションの利益の36%を占めるなど、海外市場において確かな前進を遂げています。価格、規模の両面で大きなプロジェクトを展開するFPTの技術は、すでにアメリカ、日本、バングラデシュ、カンボジア、ラオスなどのお客様のプロジェクトで試されてきました。現在、FPTは、33の国に3万2千人の社員を抱え、その内37%の人材が海外市場向けの仕事に従事しています。

世界経済フォーラム2018は、「Creating a Shared Future in a Fractured World(分裂した世界に共有できる未来を築く)」をテーマに開催されました。世界経済フォーラム主宰は、次のように述べています。世界は今、国どうしの競争で分裂しており、社会の中でも深く分裂しています。そこで、協力と利益の調和がいつの時代よりも求められています。

写真3「Creating a Shared Future in a Fractured World(分裂した世界に共有できる未来を築く)」をテーマに開催される世界経済フォーラム2018

今年のフォーラムのプログラムは、堅固な経済発展の推進、多極的で多くの概念が混在する世界におけるリーダの問題、社会的分裂の克服、技術発展に適した管理方法の構築といった4つの分野に絞られ、400以上のセッションで議論されます。

ダボス会議は世界経済フォーラムの最大の年次総会であり、世界各国の有望かつ主要なリーダたちが集まり、世界各国の政界のリーダ、国際組織のリーダ、そして世界的企業のリーダたちが集まります。FPTは2011年11月に1000の世界経済フォーラムの会員の内の1社となり、翌年2012年に初めて年次総会に参加しました。

世界経済フォーラムはUPS、HP、シーメンス、三菱、エアバス、ドイツ銀行など大手のパートナーや企業との接触の機会、戦略的で大規模な協力の機会をFPTにもたらしました。2017年の年次総会の後にFPTが獲得できた重要な契約の一つは、エアバスのSkywiseプラットフォームをベースにした航空産業のビジネス効率を向上させるソリューション開発に、様々なスキルを持った500人の開発者を従事させるというものでした。