ＦＰＴジャパンホールディングス株式会社（本社：東京都港区、代表：ド・ヴァン・カック）は、以下 ＦＰＴ）は、グローバルに展開する大手情報機器メーカーのコニカミノルタ株式会社（本社：東京都千代田区、社長：大幸 利充、以下 コニカミノルタ）と 複合機ソフトウェア開発に関する合弁会社を2024年4月1日付で設立します。ＦＰＴが有する豊富な先進技術開発リソースを活かし、コニカミノルタの顧客ニーズに即応する開発体制の最適化、オフィス事業の収益基盤の強化を支援してまいります。
合弁会社設立の経緯
働き方や市場環境の急速な変化によって、複合機に求められるニーズも多様化しています。それに伴って、複合機における制御ソフトウェアの重要性も大きくなり、その開発の規模・複雑さも増すため、迅速かつ的確に市場ニーズに応えるためには、多くのリソースと幅広いIT技術が求められるようになっています。
当社は、2017年よりコニカミノルタのオフショア開発パートナーとしてプロジェクトに参画し、共に協力して成功体験を積み重ねてきました。今回の合弁会社設立は、両社が築いてきたパートナーシップをさらに発展させ、高度な技術やノウハウ・経験を共有し、日本市場のみならずグローバル市場でのビジネスの成長を加速させることを目指します。
合弁の目的
- 複合機制御ソフトウェア開発を超えたオフィスソリューション開発など周辺領域へのビジネス拡大
- 日本市場以外に、世界150カ国で販売・サービスを展開する高度な技術やノウハウ・経験の共有を通じたコニカミノルタとのシナジー効果によるグローバルビジネスの強化
合弁会社の概要
- 名称：コニカミノルタＦＰＴソリューションラボ株式会社
- 英文名称：KONICA MINOLTA FPT Solution Labs, Inc.
- 本社所在地：東京都八王子市石川町2970
- 設立年月：2024年4月1日
- 役員構成：代表取締役社長 武井 一、他 取締役4名
- 出資金：1億円
- 出資比率：コニカミノルタ 59%、ＦＰＴ 41％
- 事業概要：ソフトウェア開発及びコニカミノルタ及びそのグループ子会社からの関連業務委託（ベトナム子会社、ＦＰＴその他の第三者への再委託を含む）、ベトナム子会社の管理
合弁会社コニカミノルタＦＰＴソリューションラボ株式会社は、ベトナムハノイ市に子会社を設立し、コニカミノルタから受託した開発業務の再委託を含めたソフトウェア開発を委託します。
コニカミノルタは、ベトナム子会社を含む合弁会社の運営と管理を行い、技術ノウハウ管理に資する人材の拠出を行います。
ＦＰＴは、ベトナム子会社を含む合弁会社による開発受託に資する人材の拠出とベトナム子会社を含む合弁会社からのソフトウェア開発業務を受託します。
なお、テクノロジーコンサルティング企業の株式会社エル・ティー・エスとの合弁会社設立に続くこの動きは、日本市場のビジネスにおけるレジリエンス、アジリティ、世界水準のDXソリューションを提供するＦＰＴコーポレーションのコミットメントを示しています。
ＦＰＴジャパンホールディングスについて
ＦＰＴジャパンホールディングスは設立から約20年を経て、人材面において外資系のテクノロジーファームでは、国内最大規模となりました。16の地域・オフィスに約2,900人の従業員を擁し、海外拠点からは約15,000人が日本向けのサービスとソリューションを提供しています。2023 年 2 月にはGreat Place to Work® Institute発表の日本における「働きがいのある会社」ランキングベスト 100 の大規模部門 11 位、2023 年 3 月には同女性ランキングで 4 位に選出、アジア地域における「働きがいのある会社」に選出されるなどの評価を受けています。
ＦＰＴコーポレーションについて
ＦＰＴコーポレーションは、ベトナムに本社を置く世界トップクラスのテクノロジー/ITサービス・プロバイダーです。テクノロジー、テレコミュニケーション、教育の3つの主要な部門で事業を展開しています。設立から30年以上の間、同社は実用的かつ効果的な製品を世界中の何百万人もの人々、何万もの企業および非営利団体に提供し、世界のテクノロジーマップにおけるベトナムの地位を確立してきました。ＦＰＴコーポレーションは、最新の市場動向と新たなテクノロジーに迅速に対応するため、各種サービス、製品、ソリューション、およびプラットフォームのエコシステムを独自に開発しています。これにより、ＦＰＴは組織とビジネスの持続可能な成長を享受し、顧客は他にはない体験をすることができます。2023年には、売上高21億700万USドル、従業員数は7万人に到達しました。https://fpt.com.vn/en
