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第17回日系フォーラムで発表したFPTグループのチュオン・ザー・ビン会長

第17回日経フォーラム「世界経営者会議」は11日午前の「広がる舞台、東南アジア諸国連合(ASEAN) から世界へ」のセッションを開催。ベトナム最大のIT(情報技術)企業、FPTコーポレーションのチュオン・ザー・ビン会長がグローバル企業に必要な条件や世界経済の今後を 語っていました。

ビン氏は「これからの企業はもののデジタル化に対応する必要がある」と主張。あらゆるものがインターネットに接続される世界で、対応を怠ると「先進国に取り残されてしまう」と危機感を表しました。また、アセアン経済統合体(AEC)や環太平洋経済連携協定(TPP)の進展に期待を示します。

ビン会長は「環太平洋経済連携協定(TPP)などでより多くの国にアクセスできるようになれば成長できる」と期待を示しました。ビン会長は「ベトナムのIT産業はアウトソーシング分野で既にインドを超えた」と述べ、業務受託が拡大していると指摘しました。TPPに先立ち、今年末に東南 アジア諸国連合(ASEAN)で物やサービスの移動を自由化するASEAN経済共同体(AEC)が発足します。「スキルが高くコストは安いのがベトナムの強 み。競争優位性は一段と高まる」と述べました。

日経フォーラム「世界経営者会議」は、優れた実績をあげたグローバル企業のトップが集まり、企業戦略や経営哲学、経営の最新トレンドについて議論する国際会議です。第17回となる今年のテーマは「未来の扉を開く突破力」です。

詳細情報はこちらのリンクをご覧ください。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ11H2F_R11C15A1MM0000/

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK11H0R_R11C15A1000000/