FPTジャパンホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役社長:ド・ヴァン・カック)は、2023年1月31日(火)に凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下「凸版印刷」という)と経営戦略を支えるIT基盤の強化にかかる戦略的な提携を目指し、基本合意書を締結したことをお知らせします。
今回の提携では、両社運営共同によるODCを設立し、凸版印刷の事業展開・革新を支えるIT基盤の強化と推進を目指します。

FPTジャパンホールディングス、凸版印刷関係者による調印式FPTジャパンホールディングス、凸版印刷関係者による調印式

 

基本合意書締結に至った経緯

凸版印刷は、2021年に策定した中期経営計画において、経営基盤の強化として社内システム基盤のモダナイゼーションを掲げられました。
今後の日本のIT市場において深刻化する人材不足の問題やITコストの上昇への対策が必要な中、当社の豊富な人材リソースの活用と26カ国に事業を展開するFPTグローバルデリバリーモデルや日本のお客様とのベストプラクティス事例の共有・協議を重ね、共同運営によるODCの設立を目指すこととなりました。

当社は、日本市場へ20年にわたりオフショア開発をはじめとしたアウトソーシング事業を提供してきた実績があり、近年ではコンサルティングから上流設計・実装、運用保守に至るまでエンドツーエンドのサービス提供を強化しています。また、当グループはグローバルで2万人を超えるIT人材を抱えており、凸版印刷は当社の日本市場へのITサービスの実績と人材リソースの供給力に期待しています。
今回の共同体制によるODCの設立により、戦略的な人材交流や人材リソースの提供を実現し、ODCの管理運営やITサービスのマネージメントを強化し、中長期にわたる安定したITサービスの提供を目指します。

 

基本合意に基づき、今後、共同で取り組む具体的な施策

この提携により、社内システム基盤のモダナイゼーションの対応を更に加速させ、当社で培ってきたODC運営のノウハウを適用し、安定したODC運営サービスを提供します。そのODC運営を土台として他事業へも展開することにより、強固なIT基盤と運営体制を構築します。

具体的施策として、以下3点を中心に、取り組みを進めます。

  1. IT機能の強化
    IT戦略やシステム化計画に従い、戦略的、かつタイムリーにIT人材を供給し、柔軟なスケーラビリティを確保します。また、両社共同体制によるODC運営体制により、横断的にシステム構築、運用・保守の統制を取ることにより、安定的、効率的なODC運営を実現します。
  2. グローバルリーダーの育成
    ベトナム拠点に凸版印刷と当社の共同体制を敷き、ITサービスの方針策定、課題対応、実行をけん引する推進役を担うことで、グローバルリーダーを育成します。海外経験や推進役の経験のある人財を輩出し、凸版印刷のグローバリゼーションを更に加速させることを目指します。
  3. ITコストの最適化
    オフショア活用としてのITコストの最適化だけでなく、共同体制下での管理運営・統制により、運営コストの最適化を目指します。

凸版印刷株式会社について

凸版印刷は1900年の創業以来、「印刷テクノロジー」をベースに「情報コミュニケーション事業分野」、「生活・産業事業分野」および「エレクトロニクス事業分野」の3分野にわたり幅広い事業活動を展開しています。

▽凸版印刷株式会社企業サイト
https://www.toppan.co.jp/