2018年4月、akamindsプラットフォーム上にFPTがリリースした最新の日本語翻訳サービスについて、FPTジャパンにおけるデジタルトランスフォーメーションのリーダー ブイ・ビン・タンは、「ITに特化した翻訳では、akaminds機械翻訳(AMT)はグーグル翻訳よりも優れている。」と述べました。ここまでの2か月間にわたるテスト期間を経て、FPTソフトウェアのプロジェクトスタッフおよび、通訳者・翻訳者であるユーザからポジティブな評価をいただき、IT分野トップの日越翻訳ツールとなり、市場対して早期に投入されることが期待されています。

日本語翻訳の工程は、時に、人材や時間不足の中では緊急を要します。多くの企業において、早急に資料を翻訳して内容を把握したいという要望があるものの、翻訳サイトやグーグル翻訳で翻訳すると、情報セキュリティのリスクに直面してしまいます。加えて、専門的な資料を一般的なツールで翻訳すれば、特に専門用語などは正しい言葉に翻訳することはできません。
ブイ・ビン・タンは、「例えば、ソフトウェアプロジェクトの資料で、「Monitor」という言葉はモニタリング、監視という意味で使われますが、グーグル翻訳では「画面」に翻訳されます。これはITの資料翻訳にグーグル翻訳を使うと、おかしな翻訳になったり分かり難い翻訳になる多くのケースのうちの一例です。」と説明します。

 

 

 

AMTのPre-Alphaバージョン(https://amt.akaminds.co.jp参照)は、人工知能を利用して、日本語からベトナム語の文や文書の翻訳をサポートし、翻訳の効率を著しく向上させます。10MB未満のマイクロソフトオフィス2007以降のワード、エクセル、パワーポイントのファイル、テキストファイル、CSVファイルは、AMTで効率的に翻訳できます。
ITの中でも具体的な領域など、狭い分野に限られた翻訳、データの分析・調整を適切に行うことで、AMTの翻訳品質は優れ、文の意味も分かりやすくなります。AMTは実際業務、そして通訳者・翻訳者の提供した豊かなデータベースから学び、翻訳の度にその結果から自動的に学習することもできます。翻訳言語が非常に幅広いことを特徴とするグーグル翻訳と比べ、AMTはソフトウェアエンジニアリングの専門資料や短文を翻訳する際には、より賢いツールです。大量の翻訳に対しては時間や工数を大幅に節約できます。
製品開発リーダであるチャン・ベット・フンは「アップロードされた資料は、akamindsプラットフォームに一時保存されます。AMTは情報セキュリティを確保すべく、定期的に自動データを自動消去します。」と述べました。
2018年、開発チームは製品の完成に向け、継続的に次のような開発を行います。

  1. 翻訳エンジン及びAPIの開発
  2. ウェブ翻訳アプリの構築
  3. 当社の通訳者・翻訳者に向けのAMTアプリの幅広い公開

akamindsはFPTが開発するAI、IoTおよび、データ分析に関するプラットフォームです。akamindsは赤ちゃんのakaとminds(脳)を合わせた独自の造語で、人工知能と言えども子どもの脳と同じで、完全な発達を遂げたわけではなく、だからこそ容量が大きく、生まれつき学ぶ力も備わっているという意味が込められています。akamindsプラットフォームには、ディープラーニング、IoT、データ分析についてのエコシステムが配備され、オートモーティブ、財務、製造などの分野にハイテクソリューションを提供します。